Break Time No.161 原油高がもたらす消費財への悪影響(令和8年3月31日)

Break Time

令和8年3月31日

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 中東情勢により、原油価格の値動きが激しくなっています。

 今回は原油高による消費財への悪影響について、いくつか例示したいと思います。

①プラスチック製品

 プラスチックの主原料であるナフサは原油から精製されます。

 様々な容器の材料として使用されるため、間接的に消費財の価格全体を押し上げ 

 る要因にもなります。

②清掃、衛生用品(洗剤、シャンプーなど)

 界面活性剤など、主要成分が石油由来のものが多くあります。

 「原料+容器」のダブルで値上げ圧力がかかります。

③食料品

 輸送費が上昇するため、輸入食品を中心に値上がりが見込まれます。

 農機燃料、肥料代、容器代等も高騰するため、野菜・くだもの・肉・魚と幅広く

 影響します。

④衣料品

 ポリエステル・ナイロン・アクリルなどの合成繊維は全て石油由来です。

 染料や輸送コストの上昇も重なり、値上げ圧力が強くなります。

⑤紙製品(トイレットペーパー、ティッシュなど)

 主原料は木材ですが、製造工程で大量の電力を使用するため、間接的な影響を受

 け値上がりが見込まれます。

⑥自動車部品(タイヤなどのゴム製品)

 タイヤやカーボンフラッグなど石油由来で作られる部品が多く、原油高になると

 価格が見直されることが多いです。

⑦化粧品、スキンケア用品

 口紅の基材(パラフィン)や保湿成分(ワセリン、ミネラルオイル)などは石油

 由来です。日常使いの安価な製品ほど価格の影響を受けやすくなります。

⑧医薬品

 薬の有効成分(原薬)や、錠剤を固めるための添加剤の多くが石油由来の化学  物質になります。                     

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