令和4年12月27日
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2023年度税制改正大綱 その①
早いもので今年も残り5日となりました。今年は皆さんにとって良い1年だったでしょうか?さて、12月16日に与党で2023年度税制改正大綱が決定されました。今回は注目度の高いNISAの改正についてお伝えします。
〇NISAの改正について(改正前後まとめ)
改正前 | 改正後(2024年~) | ||
非課税金額 | 一般 | 年間120万円 | 年間240万円 (一般NISAは「成長促進枠」に改称) |
つみたて | 年間40万円 | 年間120万円 (つみたてNISAは「つみたて投資枠」に改称) | |
非課税期間 | 一般 | 5年間 | 無制限に |
つみたて | 20年間 | ||
制度の期限 | 一般 | 2023年まで | 恒久化 |
つみたて | 2042年まで | ||
投資総額の上限 | 一般 | 600万円(120万円×5年間) | 1,800万円 成長投資枠⇒ 1,200万円 つみたて投資枠⇒600万円 |
つみたて | 800万円(40万円×20年間) | ||
併用 | 一般・つみたていずれかを選択 | 一般・つみたての併用が可能に |
特筆すべきは非課税期間が無制限に、制度が恒久化される事です。
令和2年8月にお伝えした時点では新NISAは2階建てになるという事でしたが、国の貯蓄から投資へという方針に従い、当時の改正案から大きく変更された形となりました。
岸田政権の掲げる資産所得倍増プラン(案)では5年間でNISA口座開設数の倍増とNISA買付額の倍増を目標として掲げているそうです。
〇担当者コラム
今年はコロナが収まらない中、ロシアのウクライナ侵攻から始まり、歴史的な円安や物価高騰など、動乱の1年だったように思います。昨年も書きましたが、本当に来年こそは明るい年になるよう、願うばかりです。
最後になりましたが、今年も1年大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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