Break Time No.85 冬バテにご用心!(令和5年2月14日)

Break Time

令和5年2月14日

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冬バテにご用心!

この時期何となく体がだるいと感じる方はいらっしゃいませんか。その体の不調、冬バテによるものかもしれません。冬は1日の中で気温が大きく変動する季節です。朝、氷点下に近い気温から昼は10度を超え、夜になり再び氷点下近くまで気温が下がります。また、家や職場などで暖房器具を使うことで室内と室外の寒暖差が大きくなります。このように寒暖差が大きくなることで、人間の体温調節を担っている自律神経が乱れ、食欲の低下や体のだるさを感じてしまう症状を冬バテと呼んでいます。それに加えて近年のコロナウイルスの流行などによって日々の生活にストレスを感じ体調を崩してしまう方が増加しているようです。

 そこで皆様が少しでも元気に過ごせるよう冬の養生法をいくつかご紹介いたします。

①温性食品を食べましょう。

 寒いところでとれるゴボウやニンジンなどの根菜類は体を温めてくれますが、逆に南国の果物や生野菜で食べるレタスやトマトは体を冷やしてしまいます。

②決まった時間に食事をとりましょう。

 食事の時間がバラバラになると胃や腸などの消化器に負担がかかってしまいます。また食事の後すぐに横になることにも注意が必要です。食事の後の胃は食べ物を消化するために多くの酸が出ています。その状態で横になってしまうと酸が食道に逆流してしまい、逆流性食道炎の原因となってしまいます。

③入浴時のお湯の温度は熱すぎない温度で。

冬場の入浴で体を芯から温めるには少しぬるめのお湯にゆったりとつかることが良いとされています。また、入浴時にご注意していただきたいのがヒートショックと呼ばれる現象です。暖かい部屋から寒い浴室に移動すると体を温めるために血圧が上がります。その後温かいお湯に入ることで血圧が低下します。この急激な血圧の上がり下がりで失神が起きることをヒートショックと呼んでいます。ヒートショックを防止するためにできることとして、入浴前に脱衣所や浴室を暖めておき、寒暖差が小さくなるような工夫をすることが有効です。

④夜は早く眠り、朝は普段より遅く起きます。

「黄帝内経」という中国最古の医学書と呼ばれている書物には冬は昼が短く夜が長いため、その昼夜のリズムに合わせてほかの季節より長く睡眠時間を取るのが良いと記載されています。無理をせずエネルギーを消耗しないことに重点を置いているようです。

 以上、いかがでしたか。

日々の仕事を頑張りすぎて体調を崩してしまっては元も子もありません。自分の体調を日々管理し休みながら仕事を続けるのも良いのかもしれません。今回ご紹介した養生法が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。


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