令和5年12月15日
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インボイス Q&Aのご紹介
12月に入り、早くもインボイス制度が始まってから2カ月が経過しました。インボイスを発行・受取をするうえで様々な疑問点が生じることがあると思います。そこで今回は、国税庁で公開されているインボイスQ&Aをいくつかご紹介したいと思います。
〇Amazonで商品を購入した場合
・個人向けAmazonで商品を購入した場合
販売元企業がインボイス発行事業者であるときは、販売元企業が発行するインボイスを保存します。もし販売元企業がインボイス発行事業者であるかどうか明確でない時は、購入の前に法人番号を基に「インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」から登録番号を確認します。
・Amazonビジネスで商品を購入した場合
媒介者交付特例を適用しているので、販売元企業(委託者)がインボイス発行事業者であれば、Amazon(受託者)が発行したインボイスを保存します。 (参考:国税庁Q&A令和5年10月 問48)
〇法人が屋号で領収書を発行した場合
インボイスに記載するインボイス発行事業者の氏名については「電話番号を記載するなど、インボイスを発行する事業者を特定することができれば」屋号であって構いません。もし、電話番号や住所などの「事業者を特定するための情報」が誤っている場合には再度、適切なインボイスの発行を受けます。 (参照:国税庁Q&A令和5年10月 問55)
〇ETCをクレジットカード払いしている場合
クレジットカードの利用明細書には高速道路会社のインボイス番号が記載されていないので、仕入税額控除ができません。そのため、インボイスを入手するために、高速道路会社が運営するホームページから「ETC利用証明書」をダウンロードして下さい。
なお、高速道路の利用頻度が相当程度高いなどの理由から、すべての高速道路利用係るETC利用証明書の保存が困難な場合、高速道路会社ごとに任意の一取引に係る利用証明書をダウンロードし、クレジットカードの利用明細書と併せて保存することで、仕入税額控除をしても差し支えありません。 (参考:国税庁Q&A令和5年10月 問103)
以上、今回は3つのQ&Aをご紹介しました。インボイスに関して不明なことが発生した際は国税庁のQ&Aのページを確認して頂くと、解決することがあるかもしれません。
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