令和元年11月11日
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年末調整特集
本年も年末調整の時期となりました。必要書類等、早めのご準備をお願いします。
<主な変更点>
本年分の年末調整の際に、翌年(令和2年)分の扶養控除等申告書も一緒に提出を受けている会社については、次の変更点がありますのでご留意ください。
①給与所得控除の引き下げおよび各種人的控除の所得要件の変更
令和2年1月から、給与所得控除の金額が一律10万円引き下げとなります。
それに応じて、配偶者や扶養親族などの控除対象となる所得要件も変わります。
・源泉控除対象配偶者に関する控除 変更前85万円以下 ⇒ 変更後95万円以下
・扶養控除 変更前38万円以下 ⇒ 変更後48万円以下
これは、給与収入に影響を与えるものではないため、俗に言う「103万円の壁」の考え方は以前と変わりません。
②単身児童扶養者の記載事項の追加
令和2年分より、児童扶養手当を受けている未婚のひとり親で、本人の前年の合計所得金額が135万円以下かつ手当の対象となる児童の総所得金額が48万円以下の場合、住民税の非課税措置が受けられます。該当の方の記載漏れがないように気をつけてください。
<年末調整説明会の開催>
以下の日時・場所において、年末調整・軽減税率制度等説明会が開催されます。
・令和元年11月13日(水) 13:30~16:00 三原リージョンプラザ
・令和元年11月14日(木) 13:30~16:00 三原リージョンプラザ
・令和元年11月18日(月) 13:30~16:00 しまなみ交流館
・令和元年11月19日(火) 13:30~16:00 芸予文化情報センター
〇担当者コラム
既にお気づきかもしれませんが、税務署から届く年末調整関係書類の中身にも大きな変更点があります。それは資源保護、行政コスト削減の目的で、書類の同封枚数が大きく減っていることです。扶養控除等申告書や保険控除申告書等に関しては1社につき一律3枚の送付となっています。これでは足りない会社が多いため、しばらくは、税務署や年末調整説明会の会場でも書類の配付が行われるそうです。
また、国税庁のホームページでは、必要に応じて各種書類のPDFや入力用の書式がダウンロードできるように整備されています。一部、エクセルの書式が用意されているものもあります。今後は、「複写」、「国税庁ホームページからの印刷」、並びに「入力用PDFやエクセルの活用」といった方法も考慮し、各社にて必要な枚数を準備する必要があります。
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