令和2年9月30日
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進むデジタル化 GビズIDについて
菅内閣が9月16日に発足され、菅義偉首相が「今までにないスピード」で設けるという「デジタル庁」。今後は行政手続きのデジタル化が益々加速していく事が考えられます。今回は2020年4月より開始されたGビズIDについてお伝えします。
〇GビズIDとは
法人番号を活用して、企業が一つのID/パスワードで複数の行政サービスにアクセスできる認証システムのことあり、社会保険労働保険手続の他にも、次のような行政システムを利用することができます。

また、社会保険の一部の手続では電子申請における本人確認手段として、従来の電子証明書(有料)のほかに、GビズIDを活用したID・パスワード方式(無料)が利用可能となります。
電子申請のメリットとして
・24時間365日、いつでも申請が可能。
・年金事務所やハローワークに行かなくても、職場や出先などから申請が可能。
・移動時間や交通費、郵送費などのコスト削減も可能。等が挙げられます。
〇GビズIDが利用できる社会保険・労働保険手続
社会保険…資格取得届・70歳以上被用者該当、資格喪失届・70歳以上被用者不該当、算定基礎 届・70歳以上被用者算定基礎届、月額変更届・70歳以上被用者月額変更届、賞与支払届・70歳以上被用者賞与支払届、被扶養者(異動)届、国民年金第3号被保険者関係届
雇用保険…雇用保険被保険者資格取得届、雇用保険被保険者資格喪失届、雇用保険被保険者転勤届、個人番号登録届
現在、労働保険年度更新、雇用保険高年齢雇用継続給付申請、育児休業給付申請に関しては「GビズID」では未対応のため、これらについては引き続き「e-Gov電子申請」が必須となります。そのため、電子証明書(有料)はまだ必要となります。
↑アカウント作成の方法等が紹介されています。
現時点では、GビズID、アカウント発行までの期間はおおむね2週間となっているそうです。
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