令和3年3月12日
本サイトの情報は、正確であるよう努めておりますが、万が一、情報が不正確であったことによる損害について、一切の責任を負いかねます。
⑴ 発行者コラム
畑の植え付けは完了しました。ブルーベリー191本、その他果樹7本の計198本です。ポンプを使って自動で潅水しており、温かくなったので少しずつ枝も伸びてきています。ブルーベリーは2年生なので今年は花芽を切り落としました。(若木は実をつけさせずに木自体に栄養が行くようにする)強風対策に防風ネットも張りました。収穫は来年の夏からスタートする予定です。その他の果樹はお遊び実験でプルーン・スモモ、柿、みかん、イチジクを植えています。大きくは育たないだろうなぁ。


⑵ 令和3年度税制改正
当年度の税制改正にて、4月以降中小企業が使えそうな税制として、DX投資促進税制、中小企業事業再編投資損失準備金制度の新設、中小企業投資促進税制、中小企業経営強化税制の拡充があります。
①DX投資促進税制(新設)
中小企業には、少しハードルが高いかもしれません。事業適応計画(仮称)の認定を受ける必要があり、全社レベルでのDXに向けた計画の認定を受けてDX投資を行うと、税額控除・特別償却が実施できる制度のようです。

②中小企業事業再編投資損失準備金(新設)
M&Aで株式を取得した場合、通常は取得価額を資産計上して終わりですが、この制度では、将来の株式価格の下落に備えて投資損失準備金を積み立てたときは、取得価額の70%を上限にその事業年度において損金算入することが可能となります。
積み立てた準備金は、買収した株式を売却した場合や簿外債務が発生した場合などに取り崩すことになるほか、5年据え置いた後、6年目から10年目にわたり均等に取り崩して益金算入することになります。 生命保険やオペレーティングリースと同様の単なる課税の繰り延べ制度ですね。
③中小企業投資促進税制(2年延長・拡充)
従前は対象外だった物品賃貸業、不動産業、飲食店でも対象になりました。

④中小企業経営強化税制(2年延長)
2年間延長されました。経営力向上計画の事前承認を受けることになります。B類型・C類型は担当省庁の事前確認をさらに受ける必要があります。これらの要件は従前と変わりません。(既に購入していたら基本アウトです)

A類型はメーカーから工業会証明書が出れば簡単に税額控除・特別償却が取れます。出ないものはB・C類型にチャレンジとなります。(B・C類型は結構面倒ですが、投資金額が大きければ数百万円単位の節税となるのでやったほうが良いと思います。)
事前承認を受けた先端設備等導入計画に関連して取得する機械装置や建物・構築物等に関する固定資産税の減免措置も2年間延長されるようです。
⑤所得拡大促進税制(2年延長・簡単に)
所得拡大促進税制は、判定が非常に面倒だったのですが、中小企業向けはめちゃくちゃ簡単になります。
条文的には、「雇用者給与等支給額の比較雇用者給与等支給額に対する増加割合が1.5%以上であること」ですが、簡単にいうと、「年間の全体の従業員給与合計額が前期比1.5%以上増えているか」というだけです。
なので、個人別に判定する必要はなくなり、給与台帳から事業年度の給与合計額を拾ってくれば良いだけになります。
⑥電子帳簿保存法改正(総勘定元帳等の印刷は不要に)
令和4年1月1日以降、税務署の事前承認が必要だった国税関係帳簿・書類の電子化が承認不要になります。最低限、閲覧用モニタ(PC等)、説明書の備付等の要件を満たせば、電子帳簿保存が可能になります。つまり、会計システムや仕入・販売管理システムなどの帳簿を印刷する必要はなくなります。ただデータが消えたら大事なので、バックアップはきちんと保存したいですね。

税務通信3636号 2021年01月04日より
⑦その他
マイナポイントの受取期限が9月末まで延期されました。3月末までにマイナンバーカードを申請しておけば受取できるようです。私は5人家族なので、マイナンバーカードを全員作って、イオンカード(WAON付)カード2枚、楽天カード1枚で合計25,000ポイントもらいました。WAONにチャージで計10,000WAON、イオンカードで買い物で計10,000WAONもらいました。楽天は楽天ポイントがもらえます。WAONはイオンだけでなくwantsとかでも使えるのでお勧めです。マイナンバーを嫌がっている人もいるようですが国税(国家権力)がやる気になってしまったら国内外の口座も送金情報も不動産も購入した高額資産も反面調査で(どうせ)勝手に把握されます。(そして知らないふりをして質問してきます…)
コメント