令和6年4月16日
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定額減税の準備 ~月次控除とは~
定額減税額の対象となる従業員の減税額が決定したら、6月1日以降最初の給与・賞与から減税を行います。
今回は、月次減税の手順を見ていきましょう。
Bさん(本人、扶養親族3人)=月次減税額12万円の場合
① 本来の 源泉所得税 | ② 減税額 | ③ 実際徴収する源泉所得税 | ④ 減税額の残高 | |
6月25日 給与 | 11,750円 | △11,750円 | 0円 | 108,250円 |
6月28日 賞与 | 93,000円 | △93,000円 | 0円 | 15,250円 |
7月25日 給与 | 11,750円 | △11,750円 | 0円 | 3,500円 |
8月25日 給与 | 11,750円 | △3,500円 | 8,250円 | 0円 |
減税額の合計 | △120,000円 |
①給与等の本来の源泉所得税を計算します。
②①で計算した源泉所得税を上限に、減税します。
③①-②で計算した金額が、実際に徴収する源泉所得税になります。
④減税額の残りがある場合、次回の給与・賞与で減税し、0円になるまで繰り返します。
⑤今回のBさんは、8月給与で減税残額が0円になったので、9月給与からは従来の給与計算に戻ります。

<給与明細書>
その給与賞与から実際に控除した減税額を記載します。
(例)6月25日給与の場合 減税額11,750円
8月25日給与の場合 減税額3,500円 など。
給与明細に記載するスペースがない場合は、手書きで書き足しても大丈夫です。
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